あきのひとりごと(2015年6月)

紅一点こういってん


柘榴ざくろの花が一輪、一輪咲き始めています。

それをみるたびに思い起こします。

小さい頃、家の近くになっていた柘榴ざくろの実を一生懸命とっていた 頃の事を。

 

紅一点こういってん

むかしの中国の詩にに「柘榴ざくろを咏ずる歌」と言う作品があります。
 

 「万緑叢中紅一点  人を動かすに春色多く須いず」
(一面の緑の中に、真っ赤な花が一輪だけ咲いている。それだけで、春の景色は、人を感動させてしまう。)

 

素敵ですね。

わたしも柘榴ざくろをみる たび思うのです。

今使われる紅一点こういってんよりも本来の意味で使われていた紅一点でありたいと。

人の心を感動させる人でありたいと。


 季節を植物たちの移り変わりでみていくと、心穏やかになります。
 
また、植物たち移り変わりに目を向けてみようと思います。
 
 
 
ムッシー博士

ムッシー博士

おー、王安石(おうあんせき)じゃな。

はなざくろ。初夏になったのう。