東チモールから手紙が届きました!

このは

このは

さきもりからの手紙が届きました

 

 

はなちゃん

はなちゃん

ひがしチモール!? 

さきもり活動は海外でも行われているんだね

 

 

さきもりの皆様

 

 毎日暑いですがいかがお過ごしでしょうか。
 

 私は今東チモールという国でココヤシの害虫の調査をしています。東チモー ルはオーストラリアの少し北にある小さな国です。

この国では、さいきんココヤシの葉が茶色くなり実の収穫が減るという現象が起こっています。

 

の 原因がキムネクロナガハムシという虫です。

 

この虫は、ココヤシの葉の表面を囓って食べてしまい、囓られた葉っぱは茶色く枯れてしまい、樹が弱ってしまいます。

 

なぜ、さいきん急にこの虫の被害が出てきたのかははっきり分かりませんが、おそらく他 の国からココヤシの苗に紛れて侵入してきたのでは ないかと考えられています。

 

実は、この虫は昔日本にも侵入してきて、今でも沖縄でココヤシに被害を与えています。

 

 私はココヤシの被害を減らし、この虫がこれ以上広がるのを防ぐ方法を開発するため、この虫がどのような行動をしているのか、どこにどのくらい発生しているか、どのような天敵がいるのかなどを調べています。

 こちらは日中の日差しはかなり強くて焦げそうですが、夜は涼しくて過ごしやすいです。日本ではそろそろ夜も蒸し暑くて寝苦しくなると思いますがみなさんもお身体に気をつけて。

 

それでは。

 

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ココヤシの葉の上にいるキムネクロナガハムシ(成虫体長約1cm)。線上 に 囓られた痕が見えます。茶色く変色したところは囓られて枯れてしまった 部分です。 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キムネクロナガハムシ幼虫 

 

さきもり活動報告 No. 1

2015年7月