さきもりからの手紙が届きました! from 徳島県

このは

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徳島県の虫の防人から手紙が届きました!

徳島で問題になっている侵入害虫だって。

どんなムシかな??

 

さきもりの皆様

 

さきもり活動おつかれさまです。

熊本では桜が満開の頃でしょう

 

みなさんは日本の一部地域で桜やモモの木に発生している『クビアカツヤカミキリ』をご存じでしょうか?

 

 

クビアカツヤカミキリは、

2015年7月21日に板野町吹田の民家のブロック塀にいたのを
一般の方が捕獲し、博物館に持ち込まれました。
農作物を加害する外来種と言うこともあり、現地の発生状況を確認したら、
板野町内のあちらこちらの桃や桜に発生していたというわけです。

 

最近、徳島で問題になっている侵入害虫です。

 

 

成虫は大型(28~37mm)で全体は艶のある黒色。

幹や樹皮の割れ目に産卵し、幼虫のときは幹の中で過ごします。

 

木の根元に大量の木くず(フラス)を見つけたら要注意です。

 

 

毎年、美しい桜の木の下でお花見ができるよう、さきもり活動を続けます。

 

では、またお会いできるのを楽しみにしています。

 

ムッシー博士

ムッシー博士

成虫・幼虫の生態や防除に関する研究が行われておるぞ。

 

 

 

 

防人ピンク

防人ピンク

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虫に興味がある方、まずはお問い合わせください。

お問合せ: konoha@aias-japan.com

東チモールから手紙が届きました!

このは

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さきもりからの手紙が届きました

 

 

はなちゃん

はなちゃん

ひがしチモール!? 

さきもり活動は海外でも行われているんだね

 

 

さきもりの皆様

 

 毎日暑いですがいかがお過ごしでしょうか。
 

 私は今東チモールという国でココヤシの害虫の調査をしています。東チモー ルはオーストラリアの少し北にある小さな国です。

この国では、さいきんココヤシの葉が茶色くなり実の収穫が減るという現象が起こっています。

 

の 原因がキムネクロナガハムシという虫です。

 

この虫は、ココヤシの葉の表面を囓って食べてしまい、囓られた葉っぱは茶色く枯れてしまい、樹が弱ってしまいます。

 

なぜ、さいきん急にこの虫の被害が出てきたのかははっきり分かりませんが、おそらく他 の国からココヤシの苗に紛れて侵入してきたのでは ないかと考えられています。

 

実は、この虫は昔日本にも侵入してきて、今でも沖縄でココヤシに被害を与えています。

 

 私はココヤシの被害を減らし、この虫がこれ以上広がるのを防ぐ方法を開発するため、この虫がどのような行動をしているのか、どこにどのくらい発生しているか、どのような天敵がいるのかなどを調べています。

 こちらは日中の日差しはかなり強くて焦げそうですが、夜は涼しくて過ごしやすいです。日本ではそろそろ夜も蒸し暑くて寝苦しくなると思いますがみなさんもお身体に気をつけて。

 

それでは。

 

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ココヤシの葉の上にいるキムネクロナガハムシ(成虫体長約1cm)。線上 に 囓られた痕が見えます。茶色く変色したところは囓られて枯れてしまった 部分です。 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キムネクロナガハムシ幼虫 

 

さきもり活動報告 No. 1

2015年7月